2016-01-24 たやすく崩れる 父の郷里は海のそばに崖がある。 その崖の地層がこんな具合に見えていた。 崖のふもとに小さな校舎が立っていて、父はそこに通っていた。 崖の上に狐の嫁入りが通ったのを 少年だった父は見たことがあるという。 小さな校舎に通う子供はいなくなったが 崖が崩れた話は聞かないので 今でも削がれたような姿で 海を臨んでいることだろう。 我が家の地層はきび砂糖でできている。