朦朧日記

眇めに語る些事の重箱

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

料理はドラマだ

たとえば主人公(ハンバーグ)の人生は さまざまな出来事、経験(挽肉や玉葱その他の野菜、パン粉や香辛料)が 練り合わされ、そっと寄り添う恋人(目玉焼き)や 脇を固める助っ人的な面々(つけあわせ)とともに ナイスなソース(好運、チャンス)で素敵な…

昔々あるところに

暗い森に小径が続いて、その先の藪を抜けたら 湖がありました。 わたくしが子供のころ、キャラメルのおまけに 淡い色彩の絵に謎詩をそえたカードが入っていて 集めたかったが、キャラメルあまり好きじゃなくて 二枚くらいしか持っていなくて 今でも持ち物の…

アン・ナバンというらしい

何かを抱えるように 腕を輪にするバレエの構えに似ていると思えば 老眼鏡にも優雅なところがあるのだ、と 自らを宥める。

小舟に揺られて

小さい、こしゃこしゃ したものが どんぶらこ、ながされてゆきますよ。 などと、ひとりで「昔々あるところに劇場」を展開しつつ お風呂でちゃぷちゃぷ、も捨てがたい。 とは言えこれは 黒いところに黒いものを置いて撮ってみる実験なのだ。

おひさしぶりね

出先で知人に遭遇した折 「瘦せたんじゃない?」と聞かれたが 思いあたるふしがないので 「老けたのよ」と答えた。