朦朧日記

眇めに語る些事の重箱

顔なじみゆえ?

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煙草を買うために3、4日おきくらいの間隔でコンビニに 行っている。

行く時間帯はだいたい同じなので、一度に2箱づつ買っていたら、

銘柄を言い終わらないうちに、二つ出してくれる。

このところ、ドーナッツも併せて買っていたら、二つだしてくれてしまった。

 

 

ダブルロール

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そうめんの木箱なんかにペンキをぬって盆代わりにつかったり、

たまに、かたい紙箱にも塗って模様をつけたりするのに、

おもに絵筆と工作用の刷毛を使っている。

だいぶいかれてきたが、ざらざらした刷毛目が残るのはきらいじゃないので

しつこく使いつづけている。

しかも、ふだんのちょっとした埃とりにも、意外に使えるのであった。

そんなこんなで、捨てるきっかけを見失っている。

黒っぽい毛のブラシは何かを磨くための用途があるらしいが、

消しゴムの滓や工作の折に出るこまかな塵を掃きよせるのにちょうどいい。

これは今のところ掃きよせ専門、当たり役というか、はまり役というか。

 

 

わけあり緑

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我が家は山の斜面にしがみつくように建っている。

日中だいたいは薄暗い家なのだが

窓外の眺めは空中に浮かんでいるように錯覚できる。

道向こうは竹薮と樫や樟なんかの常緑の樹木が

入り混じって茂っている斜面の続きなので

春になると新芽が生えつつ、落葉もする。

雑木林が新緑の爽やかなころ、

我が家の窓辺は朽葉がはらはら舞い落ちて、ベランダを埋める。

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天気がいいと、年中、景色だけは初夏っぽい。

湯呑みは年中、紅葉している。

 

本日のラッキー

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夜ふかしして小腹がへって、

かぼちゃを蒸かしてつぶして牛乳でのばしてスープを作った。

ぶどうパンにバターをのせて一緒に食べたいが、ないのでがまん。

取りわけ匙で「でっかいひとくち」をやってみる。

熱いので、意気ごんだ割にいつもの「ひとくち」だった。

写真を撮っても熱いままでよかった。

 

くんくん、どきどき

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若いころ住んでた家の近所に美大があったので、

ごみ捨て場から樟の木っ端を拾ってきて、ちいさく切り分けて使った。

 とくに目的はないが手の形を削り出してみたら、意外に首尾よくできたので

次もうまく行くかな、その次はどうかな、と試すようにいくつも作った。

削る感触がおもしろかったし、木屑がこんもり増えるのが張りあいになった。

削るとメンソレータムみたいな匂いがした。

油をすりこんで仕上げると、揮発していっそう匂った。

ごみ捨て場で木っ端を拾うとき、少し削って嗅いでみて匂いを頼りに集めた。

材を折らぬように、指を分離したり爪を彫りこんだり

探るように削るのが、何というか、スリルアンドサスペンス。

きゅうっと、どこかへ吸い込まれるような、その心境はいわく言い難い。

たまった木屑が虫よけになるかと思ったが、そんなことなかった。

 

 

うらしまカップ

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 びっくりするほど冷めるの早いわよ、そう言われたが、貰った。

コーヒーを飲んでみて、確かに早かった。

甘酒ならばもったりと熱がこもるゆえ、

どちらかといえば猫舌にとっては

適温が早くやってくるのは、かえって喜ばしい。

レンズに蓋をして

「さて、ひとくち」のときには適温は通り過ぎた後だった。

という「お約束の結末」は

メイドイン龍宮城だからってことにしておこう。