2016-02-10 大人の火遊び ガラス棒をガストーチで焙って 何か作ることを覚えたてのころ 緊張と愉快を行きつ戻りつしながら、作った。 慌てたりうろたえたり、せわしい思いをした。 堡塁は紙粘土を使った。 くりぬいた窓には和紙を貼った。 五ワットの電球を仕込んだ。 おもちゃみたいだが、意外に丈夫だ。 二十年以上、夜の標を務めている。 火遊びは火遊びのまま、好奇心をちょろりと焙っただけ 斑点のついたガラス玉を作るくらいで 技への探求心には点火しなかった。