おでかけの味
直径30cmを四分割、二つ折りで齧る。
ところどころのアンチョビが喉の奥が痛いほど塩辛く
トマトソースの甘酸っぱさが際立って、山あり谷ありのお食事。
それと、活火山のようにおしゃべり。
よそゆきのお水もごくごく飲んだ。
満足。
おでかけしたのは、こんなところ。
あっち側は夏
日ざしの強いなかを歩きまわって体調を崩した。
明かるいところにいると、目の奥が痛む。
こんな時は日陰の家でもまんざらじゃない。
おばちゃんだって乙女
雨あがりのお楽しみ。
こういうのをポケットにでも入れておけたらと思う。
実はうきうきしている
雨音がやんだ。
鳥が鳴きかわしている。
ほの暗い台所で聞いている。
時折、表を車が通る。
しぶきを巻きながら回転している車輪の音がする。
再び雨音が聞こえてくるまで、じっとしていたい。
猫にはわからない
日あたりの加減を気にしないような蔓草でも
まったく日陰ではあんまりなので、ひっそりと日光浴ついでに記念写真。
我が家には、長いものやぺらぺらしたものを見ると
齧らずには居れない猫がいる。
普段はものに紛らせて、猫の目から秘匿している。
たまらん
何か言おうと思ったけど、
やめた。