2016-01-14 みそべらは招く 母の小宇宙、台所。 機能的でも洗練されてもいない。 うっかり繊細な一面を見せながら おおむね鷹揚で、いささか野放図な秩序を持つ。 時に微妙な均衡で、厨としての機構を 維持し存在する。 あ、木蓋、落っこちそう。 傍らには白い扉の冷ややかな パンドラの匣を侍らせているのだが 開けるの怖いから、お漬物出してとか言わないで。