朦朧日記

眇めに語る些事の重箱

世界が俺様

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デジタルカメラを初めて使ったとき

絞りやシャッタースピードなんかを変えると

写りかたが変わるのが面白くて、素朴に感動した。

レンズに虫眼鏡を当てると、ぐいっと近寄れて

画面のまわりがぼやけて流れるのに魅了された。

ふだん台所で使っているガラスボウルの重なったとこが

工芸品みたいに思えた。

 

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ペットボトルでさえ

注ぎ口から息を吹き込むと

ガラス瓶と同じく懐かしい音がするように

レンズごしの視界は何でも美しく思えた。

ひとり祝祭状態だった。