2016-01-12 世界が俺様 デジタルカメラを初めて使ったとき 絞りやシャッタースピードなんかを変えると 写りかたが変わるのが面白くて、素朴に感動した。 レンズに虫眼鏡を当てると、ぐいっと近寄れて 画面のまわりがぼやけて流れるのに魅了された。 ふだん台所で使っているガラスボウルの重なったとこが 工芸品みたいに思えた。 ペットボトルでさえ 注ぎ口から息を吹き込むと ガラス瓶と同じく懐かしい音がするように レンズごしの視界は何でも美しく思えた。 ひとり祝祭状態だった。