朦朧日記

眇めに語る些事の重箱

泳いでいかない

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巨体の二頭をしばらく見ていた。

眩んできたので家に入った。

長いこと、よそ見してても

まだ、いた。

絞った股引きを竿にかけたり

湿った長袖を全部並べて

てんでに揺れる隙間を直したり

油断してても、いた。

身体が冷えた。

 

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あとから投網が投げられた。

ここからでは届くまい。