朦朧日記

眇めに語る些事の重箱

下を向いて歩く

 

          

f:id:kirin1117:20160105050220j:plain

           

 遺跡が発掘調査された後、畑になったその畝の表面に

こんな石の剥片が混ざっていて拾い集めた。

石器時代とか縄文時代とかそんな大昔の人が残した手わざの跡だ。

並べてみると静かなリズム。

 

         f:id:kirin1117:20160105045035j:plain

               

         道端でこんな感じのかけらを拾うことがある。

         自動車の部品じゃないかな。これを失っても

         交通事故を起こすほどじゃないと思いたい。

         いまのところ11個持っている。

 

           

f:id:kirin1117:20160105052938j:plain

 

拾った時にはもう、からっぽだった。

やままゆ蛾の繭。

昔、国語の教科書に「少年の日の思い出」という

ヘルマン・ヘッセの短編が載っていて

苦くて印象深い物語だった。

 

           

f:id:kirin1117:20160105054156j:plain

 

小学生の時サマーキャンプのハイキングで拾った。

山道に羊羹色した石の砕いたのが敷き詰めてあった。

工業用ガラスの屑だそうだ。

この水色の部分が視界に飛びこんできたのを覚えている。