西日タイム
地域の文化祭的な催事に参加した。
こつこつ作りためた小さな装身具を展示した。
会場は公民館の一室を借りた。
赤頭巾のお婆さんちみたいなファンタジックな建物だが
ここは会議室なのだそうだ。
天井には実務的な白色蛍光灯が下がっていた。
母屋とふたつの離れからなる施設は、中庭を囲み東に背を向けている。
会議のための照明をつけると、空間が残念な感じにちぢこまって見えた。
昼を過ぎて小一時間ほど西日が射しこむ。
こんな時に訪問者がいないのは、また別の残念だったが
西日タイムをたんのうしてから、電気をつけた。